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【清教徒】簡単なあらすじと相関図

オペラ「清教徒」の相関図

清教徒はベッリーニによって作曲された全3幕のオペラです。結婚式の日に花婿が別の女性と逃げてしまい、正気を失うエルヴィーラの「狂乱の場」が有名です。

目次

清教徒、オペラ:人物相関図

清教徒、オペラ:人物相関図
清教徒、オペラ:人物相関図

清教徒、オペラ:登場人物

エルヴィーラヴァルトン卿の娘ソプラノ
アルトゥーロ・タルボ卿王党派テノール
リッカルド・フォルト卿議会派バリトン
ジョルジョ・ヴァルトン卿エルヴィーラの伯父・議会派バス
グァルティエーロ・ヴァルトン卿エルヴィーラの父・議会派バス
フランスのエンリケッタチャールズ1世の未亡人メゾソプラノ
ブルーノ・ロベルトン卿リッカルドの親友テノール
清教徒、オペラ:登場人物
  • 原題:I Puritani
  • 言語:イタリア語
  • 作曲:ヴィンチェンツォ・ベッリーニ
  • 台本:カルロ・ペーポリ
  • 原作:ジャック=アルセーヌ・フランソワ・アンスロー、ジョゼフ=グザヴィエ・ボニファスの戯曲「議会党派と王党派」
  • 初演:1835年1月25日 パリ イタリア座
  • 上演時間:2時間30分(第1幕70分 第2幕40分 第3幕40分)

清教徒、オペラ:簡単なあらすじ

オペラ前の出来事

17世紀のイギリス。議会派と王党派が対立している。議会派を父に持つエルヴィーラと王党派アルトゥーロは、恋に落ちる。

オペラ

エルヴィーラの父親は、議会議員のリッカルドとの娘の結婚を認めていた。しかし、彼はエルヴィーラのよき理解者であるジョルジョ(エルヴィーラの伯父)の説得で、エルヴィーラとアルトゥーロの結婚を認めることになる。

エルヴィーラとアルトゥーロの結婚式が行われようとしている。アルトゥーロは、チャールズ1世の未亡人エンリケッタが苦境に立たされていることを知る。彼は王の未亡人にエルヴィーラのヴェールを被せ、二人は一緒に逃げ出す。リッカルドは二人の逃亡を見逃す。エルヴィーラは正気を失う。

アルトゥーロはエンリケッタをフランスに逃がす。軍隊に追われた彼は、正気を失ったエルヴィーラを見つける。使者によってアルトゥーロに恩赦が与えられる。二人は祝福される。

清教徒、オペラ:第1幕のあらすじ

城の中庭

戦いから戻ってきたリッカルドは、エルヴィーラとの結婚が取り消されたことを知り嘆く。

城の一室

エルヴィーラは叔父のジョルジョから、アルトゥーロとの結婚が許されたことを知らされる。

城の広間

エルヴィーラとアルトゥーロの婚礼の日。人々が祝福に来る。祝いの場に一人の女性が現れる。チャールズ1世の未亡人エンリケッタだった。アルトゥーロは、彼女を逃がす決断をする。彼はエンリケッタに花嫁のヴェールを被せて逃亡しようとする。リッカルドに見つかるが、見逃される。エルヴィーラは彼らの逃亡を知り、正気を失う。

清教徒、オペラ:第2幕のあらすじ

城の一室

エルヴィーラは正気を失っており、人々は痛ましく思っている。

「狂乱の場」Qui la voce sua soave

歌詞と対訳

「狂乱の場」Qui la voce sua soave|清教徒

ジョルジョはリッカルドを諭して、エルヴィーラのためにアルトゥーロを助けるように言う。

清教徒、オペラ:第3幕のあらすじ

城の庭園

アルトゥーロは、未亡人を逃がして議会派の軍に追われている。彼は正気を失ったエルヴィーラを見つける。アルトゥーロは彼女に謝罪する。エルヴィーラは正気を取り戻す。アルトゥーロは軍に処刑されそうになるが、使者が現れ恩赦が与えられる。アルトゥーロとエルヴィーラは人々に結婚を祝福される。

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