オペラ「清教徒」あらすじと相関図|ベッリーニ

清教徒はベッリーニによって作曲された全3幕のオペラです。結婚式の日に相手が別の女性と逃げてしまい、正気を失ってしまうエルヴィーラの「狂乱の場」が有名です。

目次

オペラ・歌劇「清教徒」の簡単なあらすじ

オペラ前の出来事

17世紀のイギリス。議会派と王党派が対立している。父が議会派のエルヴィーラと王党派アルトゥーロは、恋に落ちた。

オペラ

エルヴィーラの父は議会派のリッカルドと娘の結婚を認めていた。だが、彼はエルヴィーラのよき理解者であるジョルジョ(エルヴィーラの伯父)に説得されて、エルヴィーラとアルトゥーロの結婚を認めた。

エルヴィーラとアルトゥーロの結婚の日。アルトゥーロは捕虜となったチャールズ1世の未亡人エンリケッタを見つける。彼はエルヴィーラの花嫁のヴェールを使って未亡人と逃亡する。リッカルドは、ふたりの逃亡を見逃す。エルヴィーラは正気を失う。

未亡人を逃がして議会派の軍に追われるアルトゥーロは、正気を失ったエルヴィーラを見つける。アルトゥーロに再会してエルヴィーラは正気を取り戻す。アルトゥーロは軍に処刑されそうになるが、使者が現れ恩赦が与えられる。ふたりは祝福される。

「清教徒」の相関図

オペラ「清教徒」の相関図
オペラ「清教徒」の相関図

「清教徒」の登場人物

エルヴィーラヴァルトン卿の娘ソプラノ
アルトゥーロ・タルボ卿王党派テノール
リッカルド・フォルト卿議会派バリトン
ジョルジョ・ヴァルトン卿エルヴィーラの伯父・議会派バス
グァルティエーロ・ヴァルトン卿エルヴィーラの父・議会派バス
フランスのエンリケッタチャールズ1世の未亡人メゾソプラノ
ブルーノ・ロベルトン卿リッカルドの親友テノール

「清教徒」の基本情報

  • 題名 清教徒 I Puritani
  • 作曲 ヴィンチェンツォ・ベッリーニ
  • 初演 1835年1月25日 パリ イタリア座
  • 原作 ジャック=アルセーヌ・フランソワ・アンスロー、ジョゼフ=グザヴィエ・ボニファスの戯曲「議会党派と王党派」
  • 台本 カルロ・ペーポリ
  • 言語 イタリア語
  • 上演時間 2時間30分(第1幕70分 第2幕40分 第3幕40分)

「清教徒」第1幕

城の中庭

戦いから戻ってきたリッカルドは、エルヴィーラとの結婚が取り消されたことを知り嘆く。

城の一室

エルヴィーラは叔父のジョルジョから、アルトゥーロとの結婚が許されたことを知らされる。

城の広間

エルヴィーラとアルトゥーロの婚礼の日。人々が祝福に来る。祝いの場に一人の女性が現れる。チャールズ1世の未亡人エンリケッタだった。アルトゥーロは、彼女を逃がす決断をする。彼はエンリケッタに花嫁のヴェールを被せて逃亡しようとする。リッカルドに見つかるが、見逃される。エルヴィーラは彼らの逃亡を知り、正気を失う。

「清教徒」第2幕

城の一室

エルヴィーラは正気を失っており、人々は痛ましく思っている。

狂乱の場 Qui la voce sua soave

ジョルジョはリッカルドを諭して、エルヴィーラのためにアルトゥーロを助けるように言う。

「清教徒」第3幕

城の庭園

アルトゥーロは、未亡人を逃がして議会派の軍に追われている。彼は正気を失ったエルヴィーラを見つける。アルトゥーロは彼女に謝罪する。エルヴィーラは正気を取り戻す。アルトゥーロは軍に処刑されそうになるが、使者が現れ恩赦が与えられる。アルトゥーロとエルヴィーラは人々に結婚を祝福される。

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