オペラ「ウィリアム・テル」あらすじと相関図|ギヨーム・テル

ウィリアム・テル(ギヨーム・テル)はロッシーニによって作曲された全4幕のオペラです。序曲が有名で、映画やCMでよく使用されています。

目次

オペラ・歌劇「ウィリアム・テル(ギヨーム・テル)」の簡単なあらすじ

オペラ前の出来事

オーストリアのハプスブルク家はスイスを支配し弾圧していた。スイス人アルノールは、ハプスブルク家の皇女マティルドを偶然助けて恋に落ちる。

オペラ

オーストリア軍がスイスの村人の横暴を働いていた。長老であるアルノールの父が捕虜に取られる。アルノールとマティルドが再会する。アルノールの父が殺されたことを知り、離れ離れになる。

祭りの日、オーストリア人総督ジェスレルは祭壇に置いた帽子に敬礼するようにスイス人に命じる。ウィリアム・テルは拒否する。テルの息子がジェスレルに捕まる。テルは「息子の頭の上にりんごを置き、弓で射る」ように命じられる。テルは成功させる。テルがジェスレルの命を狙う二本目の矢を持っていたことがばれて、牢獄送りになる。

アルノールは長老であった父と頼りになるテルを失って、自分が人々を率いなければならないと決意する。嵐が迫ってくる。嵐の中で船を操れるのはテルだけだった。テルとスイス人が協力して、オーストリア船を沈没させる。

「ウィリアム・テル(ギヨーム・テル)」の相関図

オペラ「ウィリアム・テル(ギヨーム・テル)」の相関図
オペラ「ウィリアム・テル(ギヨーム・テル)」の相関図

「ウィリアム・テル(ギヨーム・テル)」の登場人物

ウィリアム・テル弓の名手バリトン
アルノール長老の息子テノール
マティルドハプスブルク家の皇女ソプラノ
ジェスレルオーストリア人総督バス
メルクタールアルノールの父バス
エドヴィージュテルの妻メゾソプラノ
ジェミテルの息子ソプラノ

「ウィリアム・テル(ギヨーム・テル)」の基本情報

  • 題名 ウィリアム・テル(ギヨーム・テル) Guillaume Tell
  • 作曲 ジョアキーノ・ロッシーニ
  • 初演 1829年8月3日 パリ オペラ座
  • 原作 フリードリヒ・フォン・シラーの戯曲「ウィリアム・テル」
  • 台本 ヴィクトール=ジョゼフ・エティエンヌ・ド・ジュイ、イポリット=ルイ=フローラン・ビス
  • 言語 フランス語
  • 上演時間 4時間(第1幕80分 第2幕50分 第3幕65分 第4幕45分)

「ウィリアム・テル(ギヨーム・テル)」序曲

  • 第1部 プレリュード・夜明け
  • 第2部 嵐
  • 第3部 牛追い
  • 第4部 フィナーレ・スイス軍隊の行進

映画やCMで使われる有名な部分は、最後の部分です。序曲は12分ほどですが、スイス軍の行進は3分です。

「ウィリアム・テル(ギヨーム・テル)」第1幕

スイス、アルプス山中にある村

村の近くには湖がある。3組の結婚式の準備が進む。村の長老メルクタールは彼の息子アルノールと共に現れる。アルノールは、敵対するオーストリア皇女マティルドとの恋に悩んでいる。テルはスイスがオーストリアの支配下にあることを嘆いている。テルとアルノールは、スイスのために戦うことを誓い合う。

結婚式が行われる。弓の大会が行われ、テルの息子ジェミが優勝する。祝いの場に羊飼いが逃げ込んでくる。彼の娘がオーストリア兵士に襲われたため、兵士を殺して追われていた。テルは湖の対岸まで船を漕ぎ、羊飼いと共に逃げる。オーストリア総督ジェスレルは、長老メルクタールを人質として去る。

「ウィリアム・テル(ギヨーム・テル)」第2幕

湖を見下ろす丘

アルノールとマティルドが再会する。人が近づく気配がして、マティルドは立ち去る。アルノールはテルから自分の父が殺害されたことを知る。アルノールは復讐を誓う。ウンターヴァルデン、シュヴィーツ、ウーリの3州から武装した人々が集まり、オーストリアを倒すため団結する。

「ウィリアム・テル(ギヨーム・テル)」第3幕

礼拝堂

マティルドはアルノールの状況を理解し、別れる。

町の広場

オーストリアによるスイス統治を祝う日。ジェスレルは自分の帽子を祭壇に置き、スイス人に敬礼するように命じる。テルは拒否する。ジェスレルはテルの息子ジェミを捕らえる。ジェミの頭にりんごを置き、弓で射るように命じる。テルは息子に動いてはいけないと言い、成功させる。テルがもう一本矢を持っていたことがわかる。ジェスレルは、テルと息子の処刑を命じる。マティルドがジェミを引き渡すように命じて助ける。テルは牢獄送りになる。

「ウィリアム・テル(ギヨーム・テル)」第4幕

アルノールの家の前

アルノールのもとにテルが捕まったことが伝えられる。アルノールは自分が人々を率いる決意をする。

湖の岸辺

嵐が近づいている。テルと息子を心配する妻のもとに、ジェミが戻る。嵐の中、テルが操縦する船が岸辺に着く。テルが素早く降りると、船を湖に戻す。テルと人々によって船は沈む。嵐は通り過ぎ、スイスの山や湖が日の光に当たって輝く。

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