【ファウスト】簡単なあらすじと相関図

「ファウスト」は、シャルル・グノーによる5幕のオペラです。原作のゲーテ「ファウスト第一部」に基づいた作品です。

「ファウスト」の見どころとしては、「金の子牛の歌」Le veau d’or est toujours debout !、「この清らかな住まい」Salut ! demeure chaste et pure、「宝石の歌」Air des bijouxが有名です。

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オペラ「ファウスト」の相関図

オペラ「ファウスト」の相関図
オペラ「ファウスト」の相関図

「ファウスト」の登場人物

ファウスト学者、若返るテノール
メフィストフェレス悪魔バス
マルグリートソプラノ
ヴァランタンマルグリートの兄、兵士バリトン
ジーベル村の若者メゾソプラノ
マルトマルグリートの隣人メゾソプラノ
ヴァグネルヴァランタンの友人バリトン

「ファウスト」の基本情報

  • 題名 ファウスト Faust
  • 作曲 シャルル・グノー
  • 初演 1859年3月19日 パリ リリック座
  • 原作 ゲーテの劇詩「ファウスト」
  • 台本 ジュール・バルビエ、ミシェル・カレ
  • 言語 フランス語
  • 上演時間 3時間(第1幕30分 第2幕30分 第3幕50分 第4幕40分 第5幕30分)

オペラ「ファウスト」の簡単なあらすじ

老いた学者ファウストは、自分の人生を無駄にしたことを悔やんでいる。そんな彼の前にメフィストフェレスが現れ、ある契約を持ちかける。ファウストは若さを、メフィストフェレスは魂をもらうという契約である。メフィストフェレスは悩むファウストに、美しいマルグリートの幻影を見せる。年老いたファウストは契約を結ぶことを決意し、若返る。ファウストとメフィストフェレスは、街に繰り出す。メフィストフェレスは、人々を翻弄する。「金の子牛の歌」Le veau d’or est toujours debout !

ファウストとメフィストフェレスは、マルグリートの家を訪ねる。ファウストは彼女の純粋な生き方に感銘を受ける。「この清らかな住まい」Salut ! demeure chaste et pure メフィストフェレスは玄関先に宝石箱を置き、二人は出発する。マルグリートは宝石箱を見つける。「宝石の歌」Air des bijouxマルグリートはファウストの愛を受け入れる。

ファウストはマルグリートの元を去り、マルグリートは彼の子を産む。軍隊から戻ったマルグリートの兄ヴァランタンは、この状況に驚く。ファウストとヴァランタンは決闘する。ヴァランタンは死ぬ前にマルグリートに怒りの言葉を言い残し、死んでしまう。

メフィストフェレスとファウストは魔女と戯れている。(ワルプルギスの夜)ファウストは正気を取り戻し、マルグリートを捜す。彼女は彼女の子供を殺した罪で牢屋に入れられていた。ファウストは彼女を助けようとするが、彼女は拒否する。彼女の魂は天に召される。

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